上場企業と聞いてみなさんが持つイメージの、
きっと何倍も人のキョリが近い中日本鋳工。
実際の上司や他部署とのやりとりはどんな様子なのでしょう?
そして言いたいことが言える社風の理由は?
社員を代表して、6人に語ってもらいました。
今日みなさんに集まってもらったのは、これから入社を希望する人に向けて、この会社の社風や人間関係を語ってもらうのが目的です。 実際みなさんの職場はどうですか? 意見とか言いやすい?
言いやすいと思います! 僕の場合、よく関わる上司は鋳造部の部長なんですけど、くだらない会話もしますよ。
スロットの話とか?(笑)
そうそう、なんか行動パターンが似てるんですよね。平日の終業後、部長が先に会社を出たときは、「たぶん行ってるだろうな」と思って店に行くと、やっぱりいる(笑)。「今日はお小遣いがないから家にいるだろうな」とかも、だいたい当たります。
仕事ではどんな感じ?
「これ、やるけどいいですよね?」って相談すると、たいていOKが出ます。報告・確認レベルが多いですね。あとはほとんど任されて、わりとほったらかし(笑)。仕事が専門的なせいもあって、要点や目的の指示はくれるけど、達成するための方法は僕らに任せてくれます。
工作課は、上司である鳥居さんと話し合って進めていますから、部署によって少し違いますね。
僕はタイプ的にあれこれ言われるのは好きじゃないので、放任がやりやすい(笑)。ただ、知らないところで何か起きるとまずいので、報告は必ずしますね。
加工は、社内でもまだこれから技術を深めていく分野なので、お客様の相談ごとに対して「いい方法ある?」と、鳥居さんと上も下もなく意見を出し合って二人三脚で解決します。少し前に新しい設備を導入してもらったときも、そうでしたよね。
まだ社歴が浅めの人たちから見て、上司との話しやすさはどう?
私は分析の仕事がまったく初めてで、一から学ぶことばかりなんです。それでよく課長と係長に相談します。課長は仕事の話と、それに混じって、ちょっと冗談も出ます。
まじめなタイプのあの課長が!(笑)
係長は現場にいると圧があるんですけど(笑)。でも事務所に戻ってくると笑顔です。
現場にいると精神状態が変わるんだよ(笑)。いや、まじめな話、現場では緊張感を持たないといけないからね。田川くんのところは?
実は私は、前職の仕事でこの会社の総務部長と接する機会があって、人柄に惹かれたのが転職の理由なんです。
そうなんだ!
工場の仕事は初めてで、正直とまどいはあったんですけど、品質保証部の部長と係長との面談でも、ここならやっていけそうだなと思えました。
仕事の相談もしやすい?
そう思います。品質保証は不良を絶対出しちゃいけない責任がありますが、私の知識がまだ乏しくて判断に困っても、班長や係長が頻繁に回って来てくれるので、すぐに相談できるんです。私を気にかけて、あえて来てくれるのかもしれません。
「また来た!」とか思われてなくて、よかったよね(笑)。
(爆笑)
鈴木さんはこの中でもいちばん社歴が長くて、営業の前には検査と技術課の仕事も経験しているけど、社内の人間関係はどう思う?
基本的には言いたいことが言える職場です。営業は他部署との関わりも多いですけど、品質保証部の部長にも平気で言うし、たまにケンカするし。
ケンカと言っても、あとで笑えるようなヤツでしょ?
いや~~、しまったと思うことが多いです(笑)。「これをやってもらえないと困りますよ!」「いや、やれーへんぞ」「あんたがやらなきゃ誰がやるんだ」「なにを言っとる!」みたいな。
あの人に言う人はなかなかいないよね(笑)
ありがたい話、お客様からの引き合いが多くて、現場は忙しくなってる。でも、仕事をいただいた以上、営業としてはお客様にできないと言えませんから。ただそうは言っても、現場もできる限り工夫してくれている。それぞれの立場で精いっぱいやっているからこそ、たまには言い合いにもなるんです。
みなさんの話を聞けば聞くほど、この会社は一人ひとりの力で成り立っている会社なんだなと実感しました。お互い言いたいことが言える社風の根底には、「上から命令するんじゃなく、みんなで力を合わせてやっていかなければ会社が回らない」という経営陣の考えがあるんです。社長や他の取締役と同じように、上下の隔たりなくフランクな関係や、各部署に任せるやり方を、役員である私も大切にしていきたい。そのうえで組織としてベクトルを一つに合わせ、会社をもっと大きくしていきたいと思っています。それにはみなさん一人ひとりの力が必要。よろしくお願いしますよ!